赤レンガ倉庫探訪記
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横浜三塔〜赤レンガ倉庫周辺のレトロ建築

赤レンガ倉庫周辺はレトロ建築の宝庫。その代表といえる開港記念会館、横浜税関、神奈川県庁はそれぞれ、ジャックの塔、クイーンの塔、キングの塔と呼ばれています。

赤レンガ倉庫周辺からは3塔を一度に見ることができます。


 
開港記念会館「ジャックの塔」・1917(大正6)年築
三塔の中では唯一国の重要文化財に指定されています。赤煉瓦と花崗岩を多様した外観とステンドグラス入りのアーチ状の窓は教会のようにも見え、美しさの中に厳粛な雰囲気もあります。
内部は公会堂として一般に開放されていて、美しいステンドグラスなどを見ることができます。

横浜税関「クイーンの塔」・1934(昭和9)年築
この建物は横浜市認定歴史的建造物に指定されています。海に面した塔はイスラム教のモスクを思わせる丸屋根が特徴で、遠くからも一目で横浜税関であることがわかります。
このときは改装工事中のため立ち入ることはできませんでした。

 
神奈川県庁本庁舎「キングの塔」・1928(昭和3)年築
全体的なイメージはアール・デコ調と呼ばれる西洋建築の様式ですが、屋根の形は五重塔を意識したといわれる日本的な三角屋根で和洋折衷となっています。 このように、鉄筋コンクリートの建物に和式の三角屋根をつけるのは帝冠式という様式で、昭和初期に公共の建物を中心に流行したものだそうです。
右の写真は、2010年9月に電気自動車普及の社会実験でEVバイクのレンタル試乗をし、県庁の前で記念撮影したものです。

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