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架鉄コラムシフト

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Vol.55 空想地図×マッピングナイト〜お台場春の空想地図祭り 2014年3月17日
会場で配られた空想地図の1つ
お台場の観覧車下にある東京カルチャーカルチャーで開催された「空想地図×マッピングナイト〜お台場春の空想地図祭り」に行ってきました。
以前から数回にわたって開催されている地図地形エンターテイメント「マッピングナイト」の大山顕氏と石川初氏に、最近「タモリ倶楽部」や「アウト×デラックス」に出演して話題急上昇中の空想地図作家・地理人氏が加わって 司会進行していくイベントで、空想地図についての色々な濃い話を聞くことができました。
最初は、地理人氏作の空想都市「中村(なごむる)市」の紹介でスタート。中村市の地図だけにとどまらず、全交通機関の路線図、川や住宅地、空想の色々な店舗のロゴの数々が次々登場。空想の店舗ロゴなんかは、本当に存在するかのようなリアルさでした。 また、中村市の架空の不動産広告(もちろん間取り図や家賃等の表記付き)や中村市のある国の架空紙幣などが登場したのも興味深かったです。
次いで、地理人氏以外にも同様の架空地図を作っている人は多くいるということで、その紹介もありました。いずれも力作で、中にはルーズリーフに手書きながらも実在地図と遜色ないリアルなものもありました。 それら作者のうちの3名がなんと、私の前の席に座っていたのには驚きましたが、1人はなんと中学生だったのにはもっと驚きました。 私も架空国家「燦柊連邦共和国」の大雑把な地図を書いている架空地図作者の端くれだけに、非常に参考になったのは言うまでもありませんが、 正直なところ彼ら作成の地図のようなリアルすぎる地図を書く自信はありません。
また、観客に線路と道路と川だけが描かれた数枚の地図が渡され、これに各自で「お題」を書き加えようという観客参加型のイベントもありました。まずは、「この地図にスーパーやコンビニを書き込んでください」、 「犯罪が起きた場所と犯人の逃走経路を書いてください」、「柄の悪い高校のある場所を書き込んでください」、「ご自身の住んでいるところを書き込んでください」などといったお題が提示され、 それに従ってこの地図に色々と書き加え、最後に発表という形がとられました。この町のどこにお題で示された場所があるのか各自自由に想像し、私ももちろん色々と書かせていただきました。 最後の発表を見ていると、皆さん色々と想像力を働かせていて、それを見ても楽しめました。
イベントは20:00で終了となりましたが、その後に打ち上げがあったので、夜勤明けで眠い&翌日に健康診断を控えていたにも関わらず、これにも参加してしまいました。ここでも参加者同士の交流を深めることができ、 非常に有意義なイベントだったのは言うまでもありません。


Vol.54 スイスの「ユングフラウ鉄道グループ」路線図と時刻表を入手 2014年2月9日
ユングフラウ鉄道路線図
この記事を書いている間、首都圏各地はまるでスイスの山々のような雪景色になってしまった訳ですが、 2月6〜9日までの日程で六本木ヒルズで開催されたスイスの観光や食べ物などを紹介するイベント「スイスデイズ」に行ってきました。
食べ物や伝統音楽の演奏やロッククライミング体験コーナーなども面白かったですが、ここの観光のブースでなんと、スイスの 「ユングフラウ鉄道グループ」の時刻表と路線図付きのパンフレットを入手しました。 ユングフラウ鉄道グループは観光案内によると、インターラーケンからユングフラウヨッホに至る3つの鉄道(ベルナーオーバーラント鉄道、ヴェンゲルンアルプ鉄道、ユングフラウ鉄道)にラウターブルンネン-ミューレン山岳鉄道を加えた4鉄道の総称 とされていて、終着駅のユングフラウヨッホ(Jungfraujoch)駅は、ヨーロッパで最も高い場所に位置する駅だそうです(海抜3454メートル)。
また、クライネ・シャイデック〜ユングフラウヨッホ(9.3km)間を結ぶユングフラウ鉄道は最大勾配250パーミルのラックレールを用いた鉄道ですが、三相交流電化50Hz1125Vで軌間は1000mmという日本には存在しない規格です。 軌間や電化方式が日本では聞き慣れない規格なのも興味深いですが、もらったパンフレットには、旅行者向けの様々なお得な乗車券が紹介されていて、これらも興味深かったです。
まず最初に紹介されていたのは、6日間有効の「ユングフラウ鉄道パス」で、ユングフラウ鉄道グループの全線に加え、メンリッヘン、グリンデルワルト村内バスやプフィングシュテック、トゥーン湖とブリエンツ湖の定期船にも乗れるものだそうです。 他には、早朝の特定列車(6〜7時台)に限り有効の早朝割引「グッドモーニングチケット」や、クライネ・シャイデック発15:30以降の列車に適用される、いわゆる午後割チケットの「グッドアフタヌーンチケット」が掲載されていました。 詳しい割引率などは書かれていませんでしたが、こういった割引制度は日本の鉄道だと少ないだけに、架空鉄道で導入してみたくなり、 特に観光地の山岳路線も多数有する架空鉄道・燦柊浪漫鉄道の企画乗車券などの設定を練る上で色々参考になりそうです。
また、これを見たことで実際にスイスを旅してユングフラウ鉄道に乗ってみたくなりましたが、場所が場所だけに乗りに行くのは極めて難しいでしょう。でも、時にはこうして海外の鉄道に目を向けてみるのも面白いですね。

Vol.53 図画工作展の中に架空鉄道を見た 2014年1月17日
荒川区立小学校図画工作展覧会
遅ればせながら、2014年最初のコラムということで、本年もよろしくお願いいたします。
ここ数日の間に、職場近くの町屋文化センターで開催された「荒川区立小学校図画工作展覧会」を仕事とプライベートで2度見に行ってきました。
区内の小学生が作った絵や工作など様々な作品が展示されている展覧会で、区内を横断するように都電が走っていたり、多くの路線が集合したり通過する 日暮里駅を抱えるなど多数の鉄道が通る荒川区だけに、「都電の走る町・荒川」という絵や、「南の島を走る宇都宮線」というE233系を模した工作など、 鉄道に関する作品も多かったです。特に「南の島を走る宇都宮線」なんかは、どことなく架鉄チックでした。
そんな中で、さらに面白い作品を発見。「銀河鉄道〜」というタイトルで空飛ぶ汽車の絵なのですが、子供が書く絵にしてはやけにリアルな仕上がりで、 ただでさえ見応えがあったのですが、車両を見ると台車が連結部に書かれていました。そう、この汽車は小田急ロマンスカーなどでおなじみの連接車に なっているのです。 たまたまそうなったのか、ロマンスカーなどを意識してわざと連接車を書いているのか分かりませんが、SLと連接車というなかなか有り得ない組み合わせに 思わず驚き感心したと同時に笑ってしまいました。子供たちの自由な発想は、私たちも見習いたいものがありますね。
また、これを見て刺激された私も一瞬、SLが連接客車を牽く架空鉄道や、南の島を走る架空鉄道を思わず妄想してしまったのは、言うまでもありません。

Vol.52 架空鉄道ミーティング2013冬&定期大会 2013年12月26日
鉄道博物館のC57
先日は、鉄道博物館で開催された「架空鉄道ミーティング2013冬」に参加してきました。 色々なところを散策する架空鉄道ミーティングですが、12月のオフは鉄道博物館で開催と決まっているようで、昨年12月の架空鉄道ミーティング2012冬以来1年ぶりに鉄道博物館に行ってきました。
私も色々架空鉄道をやっていますが、それらはいずれも詰めが甘かったり、最近だとこのコラム以外が長期に渡って更新も停滞してしまっています。毎度のことながら、そんな現状を打破したいという思いも込めて参加してきました。
入館前に入口に置いてある167系修学旅行用電車のモックアップなどを見て、入館して最初に向かったのは、455系急行型電車を使用した休憩室。ここで午前からの参加組との合流を待ちました。待っている間には、横の線路にて来年に釜石線などでの復活運転が予定されているC58-239の試運転が行われているのに遭遇。意外と速かったため上手くは撮れませんでしたが、動いているSLをまさかここで見られるとは思わなかっただけに、いい収穫でした。C58-239は、客車の代わりに キハ141系気動車を牽引するというのもユニークだし、気動車の内装も凝ったものになるらしいだけに、実際に走っているC58を見て営業運転開始がさらに楽しみになりました。
その後は、クモハ40074やキハ41307などの戦前製車両群を見たり、SLのターンテーブル回転実演、鉄道模型のコーナーなどを見てからお茶にし、最後は昔の中央線の101系電車や20系客車などを見て鉄道博物館を後にしました。
オフ会終了後はニューシャトルで大宮に移動し、飲み会となりました。土曜の夜ということもあって、大人数の空きがある店がなかなか見つからず、最終的に焼肉店に入りました。焼肉店では、飲んだり食べ過ぎたりしましたが、美味しく頂いてきました。
そして、その翌日は架空鉄道オフの定期大会に参加。朝起きたらどうも体調が優れず、遅刻してしまいましたが、ニューシャトルの終点・内宿にある埼玉県民活動総合センター(けんかつ)に行きました。こちらのオフ会は、各自がネタを持ち寄るという方式で、皆さん古い鉄道趣味誌や模型などを持ってきていましたが、私は1981年11月の時刻表と、「日本鉄道旅行地図帳」の満洲・樺太編、朝鮮・台湾編を持って行きました。
1981年の時刻表を見ると、今はほぼ絶滅してしまった客車列車が多数残存しており、参加者の中に実際に当時乗り鉄をしていた人がいたこともあって、 その当時のリアルタイムで乗車した話を聞くことができて色々と勉強になりました。時刻表で見ただけでは、どんな車両が充当されていたかなんて なかなか分かりませんが、実際に乗った人の話を聞いてみると、「この列車は12系客車を使用していた。」、「この列車は、荷物車主体で客車はおまけみたいなものだった。」などの情報も得ることができて、非常によかったです。他の人が持ち寄った資料も、なかなか見応えがありました。
なお、前日の鉄道博物館オフに続いて、定期大会も終了後に大宮で飲み会がありましたが、今回はどうも体調が優れず、朝〜晩まで飲み物以外は全く口にできない状況だったため、参加を断念して帰ってきました。

Vol.51 沙白浪漫自動車にも導入したい。 2013年11月30日
トヨタJPNタクシーコンセプト
東京モーターショー2013を見に行ってきました。
出展全メーカーのブースを見て回りましたが、ホンダ「アコードプラグインハイブリッド」、新型「オデッセイ」など、 沙白浪漫自動車のタクシーに導入したいと思いたくなる車が数車種ありました。
中でも、トヨタのブースにあった次世代のタクシーのコンセプトカー「JPNタクシーコンセプト」(写真)は非常に気になりました。 自動車雑誌やラジオ番組によると、現在のタクシーの主流であるセダンタイプの「コンフォート&クラウンコンフォート」が近い将来に生産中止になる という噂があり、このコンセプトカーを基にした新車種がその後継になるのではないかと言われています。
全長は4350mmと短め(クラウンコンフォートは4695mm)な一方で車高が1700mmと高く、ロンドンタクシーみたいなシルエットですが、LPGハイブリッドを採用していたり、車椅子のまま乗車できたりと近未来のタクシーにふさわしい車でした。環境と人にやさしいタクシーとして、沙白浪漫自動車など弥風の街を走るタクシーとしても採用してみたくなったのは言うまでもありません。
このJPNタクシーコンセプトの話題は数日前のラジオ番組でも出ていたのですが、車高が高いため品川のJR田町車両センターの高架下・泉岳寺トンネルこと「高輪橋架道橋」(高さ制限1.5m)を通過できないそうで、全部これになって今までのセダンタイプのタクシーがなくなると東京では困るというタクシードライバーの話が出ていました。
実際、トヨタ・コンフォートシリーズが登場したとき、今までのセダンより車高が高かったため、ここで行灯をぶつけて壊してしまう事故が発生し、対策として行灯の形状を変更したタクシー会社もあったそうです。 もっとも、このタクシー泣かせのガードは2018年頃までに再開発に伴って改修され、高さ制限も3mにまで緩和されるそうなので、このJPNタクシーコンセプトの市販開始がそれ以降であれば何ら問題はありませんが。


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