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架鉄コラムシフト

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Vol.75 急行「はまなす」などで行く北海道の旅 2015年2月10日
長い休みをもらったので、これを利用して2月4〜8日の日程で北海道を旅してきました。
行きは、廃止が発表された寝台特急「北斗星」を使おうとしたのですが、1ヶ月前10時の発売開始に合わせてみどりの窓口に行ったにも関わらず、全チケットが即完売で買えませんでした。
仕方なく、もうひとつの北海道を目指す夜行列車である急行「はまなす」はどうか聞いてみたところ、B寝台とカーペットカーは満席だけど、座席車の指定席(ドリームカー)なら空いているとのことだったので、この列車にしました。
はまなすは、現存唯一にして最後の定期急行列車であるほか、青森を発着する夜行列車としても唯一にして最後であるなど、唯一や最後という言葉で語られることの多い列車です。 「北斗星」と「トワイライトエクスプレス」の廃止後も定期運行を続けるので、北海道を結ぶ最後の定期夜行列車となります。また、国鉄時代の夜行急行の多くは、はまなす同様に座席車と寝台車が両方とも連結されていましたが、 そういう昔ながらのスタイルを残す夜行列車も、今は唯一の存在です。
トワイライトエクスプレスEF81 はまなすに乗るには、まずは青森まで行く必要があり、新幹線で新青森に向かいました。
東北新幹線の盛岡以北に乗るのは初めてだったのですが、今までの在来線乗り継ぎと比べたらあっという間ですね。新青森から青森までは1駅離れているので、この区間は普通列車を利用しました。
青森駅には20:50に到着しましたが、外に出ると閉まっていたり、21時閉店という店ばかり。仕方なく駅構内で列車を眺めながら待ったところ、大阪行きの上りトワイライトエクスプレスの入線と機関車付け替えを見ることができました。
そして、発車30分前にはまなす入線。取り敢えずは、今回指定が取れなかったカーペットカーを覗いてみました。横になって寝られるけど普通車扱いなので、非常に人気が高いそうです。
そして、車内外の写真を色々撮ってから乗車。
青函トンネル通過前に、朝まで暗くするとのことで車内が暗くなり、そのため車外の景色がよく見えました。北海道新幹線との合流地点や青函トンネルに入る瞬間を確かめて寝ることにしましたが、 なかなか寝付けないまま0:44函館に到着。また、途中では「カシオペア」とのすれ違いもありました。
はまなすの乗客は、そのまま札幌まで乗る客ばかりかと思ったら、函館までの最終列車代わりに使う人も多いようで、函館で数人が下車しました。
函館では長時間停車の後、機関車をED79からDD51に付け替えて出発。
ここから先はしばらく眠れましたが、5:00頃に苫小牧に到着すると再び車内が明るくなりました。また、苫小牧以北は、札幌への始発列車としても使われているようで、乗車してくる人が何人かいました。 その後、南千歳、千歳、新札幌と停車し、定刻通り札幌に到着しました。

ちなみに、架空鉄道・燦柊浪漫鉄道の夜行列車も、国鉄テイストを多く取り入れていることから、はまなす同様に座席車と寝台車を両方連結したものが多いですが、 設備は現代的にアレンジしていて、個室があったりもします。また、はまなすのカーペットカーはなかなか面白いと思ったので、自分の架鉄にもぜひ取り入れてみたいですね。
はまなすED79
濃厚味噌ラーメン 札幌では、ちょうどこの日から始まった雪まつりを見物。スターウォーズの新作を記念した雪像、北海道新幹線の雪像、台湾の行天宮やフィリピンのマニラ大聖堂など見ごたえのある雪像が多数見られました。
昼食は、札幌に来たからには札幌らしいラーメンが食べたいということで、狸小路を歩いてラーメン店を探し、地元食材を使った濃厚味噌ラーメンの店を見つけたので、そこに入りました。 ラーメンは名前の通り濃厚でしたが、くどさはなく美味しかったです。
雪まつりを見終えた後は、早めに宿にチェックイン。今回泊まったのは、中島公園駅近くのゲストハウスです。ゲストハウスは相部屋なので、貴重品の扱いやプライバシーの点で問題がありますが、安いのでここにしました。 ちなみに今回は、シーズン的に仕方ないのですが宿探しも一苦労あり、楽天トラベルなどで探すも安いところは皆無で、そういうサイトに掲載されていない安宿を一つ一つ問い合わせて探しました。
チェックイン後は、一休みしてから市電で札幌の繁華街すすきのに行きました。
安く食べたり飲んだりできるところを探したところ、ちょうどこの日オープンだという地元食材を使ったイタリアンの店を発見。一部メニューがオープン記念価格で安くなっているので、ここにしました。 まずはアップルワインハイボールで乾杯。これはリンゴ果肉入りでなかなか美味しかったです。但しお一人様向けの店ではないので、一品の量が多めで、限られた品しか食べられませんでしたが、 食べたカルパッチョ、マルゲリータとも美味しくて、値段も思ったよりは安く済みました。
宿に戻ってからは、疲れたので翌日に備えて早めに寝ました。
札幌市電
789系スーパーカムイ 3日目は、あの有名な旭川の旭山動物園に行きました。旭川までは特急「スーパーカムイ」の自由席を使いましたが、これが予想外の混雑。 何とか座れましたが、観光シーズンだけに平日でも関係なく混雑するようです。 また、特急は30分間隔で運転されていますが、普通列車は大部分が岩見沢や滝川など途中折り返しで、それに接続する旭川行き列車も非常に少なく、札幌〜旭川を特急を一切使わずに移動可能な普通列車は1日数本しかありません。
動物園では、旭川ラーメンの名店プロデュースの鮭ぶし正油ラーメンを食べたり、色々な動物を見て楽しんだと同時に、北海道の野生動物の置かれている現状などについての解説を見て、色々考えさせられることもありました。
帰りは敢えて普通電車を利用して札幌に戻ってきました。岩見沢までの普通電車は、引退が迫る711系が来ることを期待していたのですが721系でした。ちなみに今回の旅では、711系にはとうとう乗れずじまい。 北海道らしい車窓風景をゆっくり楽しみながらの移動でした。

岩見沢からは731系3両の区間快速「いしかりライナー」に乗り換えたのですが、札幌都市圏の通勤ラッシュとは逆方向のはずなのに、なぜか立ち客多数で、首都圏のやや混雑している時間帯と変わらない混雑でした。 各駅停車と接続する江別から先はそんなに混雑していなかったので、江別〜岩見沢間の本数や両数が需要に対して少ないのではと感じました。
夜は、札幌駅ビル内のカレー店にて、豚の角煮とたっぷり野菜のスープカレーを食べました。
4日目は早めに宿をチェックアウトして札幌駅に向かい、7:57発の小樽、ニセコ経由函館行き臨時特急「ヌプリ」で余市に移動。
現在の札幌〜函館の特急は、全て苫小牧、東室蘭経由の「北斗」となっていますが、かつてはこのルートを走る定期特急「北海」もあり、それの一時的な復活みたいなものです。
使用車両は、リゾート気動車のキハ183系5000番台「ニセコエクスプレス」で、 新幹線を思わせる流線型の車体とゆったりした車内が特徴です。 15年前にニセコエクスプレスで運転された臨時特急(確か富良野に行ったときだと思う)に乗ったときは、各座席にTVが付いていたのですが、残念ながら撤去されてしまったようで、今はありません。 また、先日JR北海道が近い将来にキハ183系を全廃することを発表しました。リゾート車両も含まれるのかは分かりませんが、この車両もJR発足間もない頃の製造ですので、もしかしたら先は長くないかもしれません。
特急「ヌプリ」
ちなみに、燦柊浪漫鉄道の特急型車両の車内設備ですが、一部形式で各座席にオーディオを設置している点などで、実はJR北海道のリゾート車両の影響を非常に受けています。

途中では海岸沿いを走るところがあったりと、非常に景色がよかったです。
札幌からは1時間ちょっとで余市に到着。余市では駅併設の売店で地元名産のアップルパイを食べました。
北海道でリンゴの栽培とは意外な気がしましたが、ここはリンゴはじめ色々な果物の産地だそうで、日本で初めてリンゴの栽培が始まった場所なのだそうです。果物や菓子類が色々売られていました。
その後、駅近くにあるニッカウヰスキーの余市蒸溜所を見学しました。工場の見学も面白いですが、石造りの建物が並ぶ様子も圧巻です。
ニッカ余市蒸溜所 工場内には、マッサンこと竹鶴政孝が妻のリタと暮らした家も保存されていました。マッサンの家は、和洋折衷の造りが特徴的で、一見洋風の家に障子があったり、一見和風に見える欄間にステンドグラスが隠れているという面白い仕掛けもありました。
ウイスキー博物館も見学して、ニッカの昔のCMが流されているのを見ましたが、谷村新司や草刈正雄のかなり若い頃だったり、現在70歳のロッド・スチュワートが36歳の頃のものが特に印象的でした。 谷村新司と草刈正雄は現在随分年を取った印象ですが、ロッド・スチュワートは不思議なことにあまり年を取っていないのですよね。
その後はニッカ会館で無料試飲もし、昼食は工場内のレストランで10食限定のジンギスカン定食を食べました。
工場見学後は、マッサンに関する展示が行われているよいち情報館や駅に併設されたスキージャンプ展示室を見てから、小樽に移動。 観光シーズンということで、通常は単行運転の列車が2両に増結されていましたが、それでも激しい混雑に揉まれての移動でした。
小樽では、古い建物や小樽運河、雪あかりの路というイベントを見てから、南小樽に移動し、宿にチェックイン。 小樽での宿も手頃な価格のホテル等がなかったため相部屋のゲストハウスですが、今度はなかなか個性的な面白い宿です。名前が「(旧)岡川薬局」と言って、 昭和初期の建築である元薬局だった建物をそのままカフェ&ゲストハウスに改造してしまったもので、室内はそれなりに手が加えられていますが、居室が昔のままの和室で、TV番組のヤクザの家(笑)にあるような屏風があって、なかなか面白いです。 ちなみに、相部屋とはいえ、他に宿泊客がいなかったことから、今回はこの大広間を1人貸切にしてしまいました。
そして、併設のカフェには昔懐かしのファミコン(モデルチェンジ後のものなので、私が実際に遊んだ初代の機械ではなかったですが)が置いてありました。差し込まれていたカセットは「オバケのQ太郎」で、これまた懐かしいです。 他にもマリオブラザーズやドンキーコングなど、懐かしのカセットが多数ありました。
また、このカフェで月曜と水曜に店番をしている人は、なんと西野カナの曲を作曲した人だそうです。来た曜日が違い会えないのが残念ですが、これには驚きました。
カフェでは頻繁にイベントが開催されていて、毎週土曜日は主に地元のアーティストによるライブが開催されるとのことです。そんなわけで、夜はライヴを見ながらカフェのオリジナルポークカレーを食べました。 また、最後にアイスを食べたところ、器がやけに重いと思ったら、薬をすりつぶす白いすり鉢を使っていました。ここが元薬局だということで、こういう演出がなされているのですね。
ファミコン
5日目は最終日にして初めて良眠できた反面、悪夢にうなされてしまい、何だか帰りたくない気分になってしまいました。なので、ゆっくり休んで遅めに宿を後にしました。
小樽はほぼ見終えたので、途中の氷の飾りを見ながら電車で札幌に向かい、札幌では雪まつりを再び見物して、先日は見なかったスキーやボードの実演を見てから昼食にし、狸小路のラーメン店に入り、うさ耳帽をかぶった大きなウサギと西野カナ系な人も食べていた海薫る炎の潮ラーメンを食べました。名前の通り塩ベースのスープと海藻の味がマッチして、なかなか美味しかったです。
食後も雪まつりを見ようと思ったら、雨が強く降っていました。この時期の札幌で雨が降るのは何か間違っています。仕方ないので狸小路のアーケード内を歩いていたら、メイドカフェを発見し、ここに入って一休みしました。
快速エアポート733系 メイドカフェで過ごした後は、駅周辺の色々な店を見て過ごし、時間が来たので新千歳空港行きの快速「エアポート」で札幌を後にしました。快速エアポートは、今までクロスシート車しか入りませんでしたが、 昨年から導入された新車733系3000番台は、指定席Uシートを除いてロングシートで、運悪くこれが来てしまいました。混雑を考えるとロングシート化もやむを得ない気もしますが、旅先での長距離のロングシートは正直あまりいいものではありません。 特に、小樽から新千歳空港まで長距離乗り通す人には苦痛な気がします。そういうことを考えると、721系の最終増備車のようなセミクロスシートが一番よかったのではと思います。
また、関西弁の人が、この電車のことを「新快速」と連呼していて、思わず笑ってしまいました。新快速とは全く別物ではありますが、確かにある意味似たような位置づけの列車ではありますよね。
ちなみに、燦柊浪漫鉄道の上都地区の空港連絡列車「エアポート急行アズール」(7両編成)を設定する際、この快速エアポートも参考にしましたが、 混雑対策として一部車両にデュアルシート車を導入しています。

空港到着後は、お土産を買ったり、搭乗手続きなどを済ませてから空弁の石狩鮨と 北海道名物のガラナを買って、 全日空76便(コードシェアでハワイアン航空6116便、シンガポール航空5946便でもある)に乗りました。ちなみに、帰りも北斗星を取ろうとしたのですが、やはり発売と同時に完売で取れず、やむなく飛行機にしました。
帰りに乗りたかった北斗星のチケットですが、発売日の翌日に早速Yahoo!オークションに複数枚出回っていて、非常に憤りを感じたのは言うまでもありません。これは悪質なダフ屋行為であり、厳しく取り締まってもらいたいものですね。
飛行機は折り返し前の便の遅れや混雑のせいで、定刻よりやや遅れましたが、無事に羽田空港到着。モノレールなどを乗り継いでいつもの電車で無事帰宅しました。

Vol.74 旅の手帖臨時増刊・郷愁の夜行列車 2015年2月2日
郷愁の夜行列車 書店に行ったら、「旅の手帖2月号臨時増刊・郷愁の夜行列車」という本が売っていたので、すかさず買ってしまいました。
廃止になる「トワイライトエクスプレス」や「北斗星」をメインに取り上げていて、それらをはじめいくつかの列車の乗車レポートが出ています。また、「わが夢のクルーズトレイン」というコラムがあって、ここには有名な鉄道愛好家3氏がそれぞれ考えた 架空のクルーズトレインのルートとプランが出ていて、架空鉄道趣味的に見てもなかなか面白いです。
昔は多数あった夜行列車も、今や臨時列車を含めても10列車(*)のみと非常に寂しくなってしまいました。そんなわけで本の厚さはそれなりですが、もし多数の夜行列車が存在した国鉄時代にこんな本があったらかなりの厚さになっていたでしょうね。 掲載の10列車の中には、先日乗車した(詳しくはVol.71参照)私鉄唯一の夜行列車である東武の「尾瀬夜行2355」と「スノーパル2355」も、JRの夜行列車と並んで掲載されていました。
また、乗車レポートがなく列車紹介のみの掲載でしたが、実は数日後に乗る予定である急行「はまなす」の項はなかなか気になりました。単に乗車するからというよりは、現存唯一にして最後の急行であること、現存の夜行列車では唯一自由席の設定があること、 寝台と座席が両方あって昔ながらの夜行急行の面影を色濃く残す編成であることなど、昔は当たり前だったことが今となっては非常に異色の存在になっていることが気になるのです。
はまなすの乗車レポートは、次回書くことになるかと思いますが、これを見たことで楽しみが倍増したのは言うまでもありません。

また、JR東日本が数年後の導入を計画しているEDC方式のクルーズトレイン「トランスイート四季島」、JR西日本が導入を計画しているハイブリッド方式のクルーズトレインについても簡単に解説していました。 これらの登場はもちろん楽しみですが、どうせ私には縁のなさそうな列車です。個人的には、こういう列車が登場するよりも、ほとんどが老朽車両となっている従来からの夜行列車の車両置き換えなど、そういった存続策を考えてもらいたいところです。
今回買った本の中身は、内容を充実させたいけど現在手詰まり状態となっている燦柊浪漫鉄道の夜行列車に関するコンテンツの充実に応用できたらいいなと思っております。

(*)ここでは、JR「サンライズ出雲&瀬戸」、東武「尾瀬夜行&スノーパル」はそれぞれ二つ合わせて一つの列車として扱われています。

Vol.73 架鉄屋ゆえに見てしまった(?)不思議な夢(その11) 2015年1月31日
会津鉄道キハ8500形
写真は、「AIZUマウントエクスプレス」で活躍していた頃のキハ8500形です。

昨日は変な夢を見ました。夢の内容はこんな感じです。
名鉄「北アルプス」や、会津鉄道「AIZUマウントエクスプレス」で活躍したキハ8500形風の気動車が出てきたのですが、都市部の駅で乗車したにもかかわらず単行で両運転台で、列車の行先はよく分かりませんが、種別は特急となっていました。
そんな列車に乗車して出発すると、すぐに次の駅(地平ホームで近くに陸橋があって、東武の西新井駅風)に止まり、他から来た同型の気動車と併結して2両編成になりましたが、もう一方の列車は、単行だけど片運転台という 営業運転ではまず考えられない形態で運転されていました(片運転台車の単行運転って、確か伊予鉄道だかの回送電車でありましたよね?)。 また車内には、職員からのものと思われる「無事に帰れますように。」といった内容のメッセージが掲げられていて、なかなか細かいところの気配りも感じられましたが、 結局無事に帰るどころか目的地にすらたどり着くこともなく、目が覚めてしまいました。

夢占いのサイトで占ってみたところ、次のような結果が出ました。
http://yumekarte.jp/fortune.php

この夢は、何かを知りたいというあなたの気持ちの表れです。

他人と自分を比べるあなたがいます。
周囲からの評価を気にするあなたがいます。
自分は人からどう思われているのか知りたい、能力や容姿など、周りはどんな風に自分を 見ているのか関心があるのかもしれません。
友人や異性からどのくらい好意をもたれているのか、職場や学校、家庭など集団での自分 の存在や立場を確かめたいという気持ちなのかもしれません。
あるいは、恋人や片思いの相手など特定の誰かをもっと知りたい、愛情の大きさや本心を 確かめたいという気持ちなのかもしれません。
いずれも、何かを知り、事実を知り、確かめたいものがあるようです。
今の自分はどうなのか知りたいという気持ちです。
しかしその裏には、他人と自分に優劣をつけては自信を失ったり、卑屈になったりといっ たマイナス面が生じている場合もあるでしょう。

周りの目が自分をどう捉えているのか客観的に見ようとすることで、今まで気付かなかっ た何かの発見があるはずです。
長所を伸ばしたり、足りないところは補ったりして、今よりももっと自信がもてる自分に していきましょう。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
だそうです。
診断結果は何となく当たっているような気がしますが、こういうネタは架空鉄道でぜひとも生かしてみたいものです。 ディーゼル特急が走る燦柊浪漫鉄道に、片運転台車の単行営業運転だったり、職員からのメッセージだったり、この夢で見た要素を付け加えてみると面白いかもしれませんね。

Vol.72 物流博物館にて、気になる本を入手 2015年1月21日
追憶・西関東の鉄道貨物輸送 先日、散歩オフで品川〜田町を歩いた際に、グランドプリンスホテル新高輪近くにある「物流博物館」を見学しました。 陸海空の様々な物流に関する展示を総合的に行なっている博物館で、もちろん鉄道貨物輸送に関する展示も多数あります。
受付では色々な資料の販売も行われていましたが、その中で鉄道趣味の視点から見て、非常に気になるというか、買わないわけにはいかない資料を見つけたので、買ってしまいました。
その本の名は「追憶・西関東の鉄道貨物輸送」。鉄道による貨物輸送が今よりもずっと盛んだった昭和40年代頃の貨物輸送事情について書かれた本で、昨年5〜6月に開催された同名の企画展の資料です(企画展の存在を知っていれば行ったのですが、 知らなくて行かなかったのが残念です)。 ここで言う西関東とは、主に国鉄東京西鉄道管理局の管轄路線と、その周辺の私鉄路線(西武、相鉄、小田急、東武東上線、秩父鉄道など)の地域を指しています。
監修者は鉄道貨物研究家の渡辺一策氏で、同氏は鉄道趣味の中でも特にマイナーだった貨物についての研究を一筋に行なってきた人だそうです。 本の中には付録として、渡辺氏が自作した1965年(昭和40年)6月の貨物列車のダイヤグラムも挟まっていて、これが公式に作られているダイヤと遜色ないくらいリアルな出来のものでした。 ちなみに、当時は貨物列車時刻表というものは市販されていなかったようで、そのためダイヤグラム作成は、相当な苦労だったのではと思われます。
本を読んでみると、当時の貨物輸送について写真付きで色々と解説されていて、この時代は特に砂利輸送などが盛んだったようです。 また、興味深かったものの一つに、芝浦(※)〜高麗川間のセメント輸送列車に関する記述があったのですが、往路(高麗川から芝浦にセメントを輸送)が中央本線経由なのに対し、復路(芝浦から高麗川に空車で返送)が川越線経由になる というユニークな列車だったようです。
また、セメント工場は燃料に重油を使用していて、このため、燃料重油輸送用のタンク車も一緒に連結していたそうです。
その他にも、当時の貨物列車や輸送事情について、知らなかったことが沢山書いてあって、非常に読み応えのある資料でした。 写真や解説文などによる記録に加え、自作のダイヤまで載せているというところは、架空鉄道でも参考にしたいところがありますね。
今回入手したこの本は、今度の架空鉄道オフ及び同様の趣味を持つ者同士で会った際に、皆様にお見せすることができたらいいなと思っています。

(※)芝浦貨物駅は、汐留駅から分岐した線の終点で、現在のゆりかもめ芝浦ふ頭駅付近にあったそうです。

Vol.71 東武の夜行列車「スノーパル2355」で行くスキー 2015年1月15日
今シーズン初滑りに、会津高原たかつえスキー場に行ってきました。
今回は、東武トラベルがツアーを催行し東武鉄道及び野岩鉄道が車両を運行する形のスキー・スノボツアー専用夜行列車「スノーパル2355」を初めて利用しました。 私も燦柊浪漫鉄道に、これをモチーフにしたスキー列車を走らせていますが、今回の利用はその設定をより充実させるにあたっての視察も兼ねています。 ちなみに、お気付きの方もいるかと思いますが、燦柊浪漫鉄道363系(及び、その改造車の335系、347系、347系の完全新造版のMGE2系)は、東武300系(旧1800系)のパクリ・・・もといインスパイアされて作ったものです。 (前面デザインがよく似ているのは、ぶっちゃけて言えば「書きやすかったから」ですが・・・)そんなわけで、燦柊浪漫鉄道の電車に乗った気持ちで、スノーパルに乗り込みました。
東武300系スノーパル2355
300系車内
300系方向幕
この列車は、JRを一切介さず私鉄のみで完結する唯一の夜行列車として知られますが、 夜行列車にしては異常に距離が短かったり、ツアー専用のため一般乗車券では乗れない(要するに、乗るにはツアーへの参加が必要となる)という異例づくしの夜行列車です。
また、現在の夜行の乗り物は、列車もバスもリクライニングシートが当たり前となっていますが、この300系はリクライニングシートではありません。リクライニングすると勘違いして、レバーを探している人もいました。 また、夜行列車であれば、朝の起床時に洗面所に行きたくなりますが、300系にはありません。(東武だと100系「スペーシア」と634系「スカイツリートレイン」しか洗面所の設備がありません。200系「りょうもう」でさえも洗面所がありません。)

列車は、その名の通り23:55に浅草を出発。浅草出発時は、同じ車両だと私ともう一人がいただけだったり、他の車両もその程度しかいなかったなど、数えるほどしか乗客がいなかったですが、最初の停車駅である北千住で一気に客が乗り、ここで席が半分くらい埋まりました。その後、新越谷、春日部と停車しましたが、最後の乗車扱いを行った春日部では、3分の2くらいの乗車率になりました。
その後は、1時頃に利根川を渡るあたりで消灯となりましたが、座席がリクライニングしないのとシートピッチが狭いため、なかなか寝付けなかったです。
そして2時台に、東武鉄道と野岩鉄道の切り替わる新藤原に到着して、ここで約2時間停車しました。短い距離で夜行列車が設定できるのは、この長時間停車があるためです。停車中は自由にホームに下りることができ、タバコを吸う人はここで喫煙タイムとなっていました。ちなみに後から知ったのですが、新藤原はPASMOエリアで最北端の駅なのだそうです。
長時間停車後に電車は野岩鉄道に入り、終点の会津高原尾瀬口には5:18に到着しました。当然ではありますが、目が覚めると外は銀世界でした。

ここでバスに乗り換えましたが、バスの出発は6:10と、寒い中待たされてから会津バスのスキー場へのシャトルバスに乗車。数台のバスに分乗しましたが、他のバスが観光バスタイプ(富士重工7Mなど)だったのに、 私が案内されたバスだけが何故か路線バスタイプ(富士重工7E)でした。
路線バスタイプだと、一般的にはハズレのイメージですが、このバスは生産中止から久しいため今では珍しくなった蓄圧式ハイブリッドバス・日産ディーゼル「ERIP」だったりと、バスマニア的には決してハズレではなかったです。 ちなみに後から調べて分かったのですが、ERIPは都営バスなど公営交通での導入事例は多かったですが、民営事業者で新車での導入事例は会津バスが唯一で、さらに田島営業所のみ3台の配置という希少車だったそうです。 車体側面には日産ディーゼルの低公害バスロゴと併せて、低公害車であることを示す水芭蕉のイラストが描かれています。
会津バス
会津高原尾瀬口駅からたかつえスキー場には、30分程で到着。まずは受付でリフト券などの引き換えを行ってから朝食にしました。出された朝食は、パンとおにぎりに、卵焼きやウィンナーなどがついて、なかなか立派なものでした。
ゲレンデのオープンは8時なので、少々時間があり、ここで少しだけ仮眠して、8時のオープンに合わせてレンタルなどの手続きをしてから、今シーズン初のゲレンデに繰り出しました。 一番最初は、初心者コースで足慣らしをし、徐々に中級者コースを目指すという私流のやり方で午前は滑りました。
昼食は、朝が早かったのと混雑を避けようと11時ちょっと過ぎにしましたが、同じことを考えている人が多かったのか、その時間でも非常に混雑していました。また、ここでは色々迷った末、プルコギ丼を食べました。
昼食後は、やや疲れたので少々ペースダウンしながら滑り、14時には早くも撤収しました。
滑り終えた後は、今回のツアーに組み込まれている近くの「白樺の湯」に行き温泉に入り、露天風呂は少々寒かったですが、スキーの疲れを癒すことができました。
温泉に入り終えた後は、お土産などを買ってから会津高原尾瀬口駅行きのバスに乗車。帰りのバスは、今度は富士重工の観光バスタイプ(シャーシ製造元は調べ忘れたので不明)の車両でした。
会津鉄道AT600形
会津高原尾瀬口駅に到着後は約20分の待ち時間があり、この間に色々買い物をしました。また、駅の待合室には昔ながらの円柱型のストーブが置いてあり、ここで焼き芋を焼いて売っていました。 その後、浅草行きの区間快速に乗車。発車時には、会津鉄道直通の鬼怒川温泉発会津若松行きの快速「AIZUマウントエクスプレス」(使用車両は、AT600形「AIZU尾瀬エクスプレス」)とのすれ違いがありました。 この車両は転換クロスシートで、特別料金不要の列車にしてはグレードが高いです。
ちなみに、燦柊浪漫鉄道L1系50番台気動車は、ステンレス車体だったり、デッキ、洗面所付きであるなど、若干の差異はありますが、会津鉄道AT600形を参考にしています。
区間快速は新大平下まで各駅停車なので、非常に時間がかかります。会津高原尾瀬口での乗車時はそこそこの乗車率でしたが、特急の通過待ちをする鬼怒川温泉以降は終点の浅草まであまり混雑していませんでした。 新大平下駅前の幻想的なイルミネーションなど、車窓風景をのんびり楽しみながら浅草には3時間半以上かけて、20:05に到着しました。

東武6050系
今回のスキーツアーですが、朝一番で目一杯滑れたり、温泉に入れたり(たかつえスキー場のみ)と、値段の割には充実したツアーではありましたが、300系の老朽化が目立ってきていたり、座席がリクライニングしないなど、 車両面での課題がどうしても目立ちました。実際に、Twitterなどで「スノーパルの車両はスペーシアにすべきだ」とか「せめてリクライニングシートに交換してほしい」という声もちらほら見ました。
300系の車齢を考えると、近い将来には車両の置き換えが必要となるでしょうが、その際にはリクライニングシートや洗面台を設置した車両を導入してもらいたいものです。


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