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架鉄コラムシフト

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Vol.80 原鉄道模型博物館「甦る幻の鉄道映像展」 2015年3月13日
数日前にTwitter上で、横浜の「原鉄道模型博物館」にてはるか昔に廃止された鉄道(淡路鉄道、草軽電気鉄道、大阪市電)についての映像展示をやっていると聞いたので、行ってきました。 この博物館は、世界的に有名な鉄道模型コレクターである元コクヨ専務の故・原信太郎氏(昨年95歳で死去)のコレクションを展示する博物館です。
Ae4/7形 博物館に入ると、まず鉄道模型がいくつか展示してあり、原氏が小学生のときに作ったオリジナルの模型「一号機関車」、日本統治下だった頃の朝鮮半島(現在の南北軍事境界線付近)にあった幻の登山鉄道 「金剛山電気鉄道22号」、 明治時代に作られた豪華列車「或る列車(九州鉄道ブリル客車)」、阪神電気鉄道311形、 スイス国鉄の機関車Ae4/7形やオリエント急行の客車などがありました。
また、JR九州が「或る列車」風デザインの特別列車をキハ47の改造で作る予定ですが、これの製作にあたっては、ここの模型が参考になったと言われています。
次の部屋には、国内外の色々な機関車や電車の模型が置かれていて、動輪が6軸ある珍しいSLである9750形をはじめ国内外の機関車、 荷物室と特別室のある車両デトニ2300を連結した参宮急行電鉄2200系、 その他昔の私鉄車両など色々見ることができました。その隣の部屋には、原氏が収集した一番切符のほか、世界的にも珍しいと言われている世界最古の懸垂式モノレールである ドイツ・ヴッパータールのモノレールの模型が展示されていました。
9750形
そして、映像展示室でやっている企画展「甦る幻の鉄道映像展」に移動。ここでは、昭和40年前後に廃止になった淡路鉄道草軽電気鉄道大阪市電についての記録映像が流されていました。 大阪市電は珍しい2階建て電車が出てきたり、草軽電気鉄道は面白い形の機関車が出てきたりと、これも見応えがありましたが、 特に架鉄屋の私の心を動かしたのが、淡路鉄道です。戦後、北海道、本州、四国、九州以外の島では唯一の鉄道であった淡路鉄道は、1067mmの全線電化の鉄道で、15m級の小型の電車が活躍していたそうです。
そんなわけで、これがもし現在も存続していたらどうなっていたかを想像してしまいました。もし小型規格のまま現在に至った場合、中古車の主要供給元である大手私鉄等にはそのまま使える手頃な大きさの中古車はなく、 パンタグラフ取り付け改造などを施した名古屋市営東山線や名城線の中古車、あるいは東京メトロ銀座線の中古車が走ると想像がつきます。琴電に譲渡された名古屋市営地下鉄の中古車や 熊本電鉄に譲渡された01系のようなものが走る淡路鉄道を想像してしまいました。
最後は、一番ゲージのレイアウトを見ました。Nゲージなど小型の模型が走るレイアウトはよくありますが、大型の一番ゲージのこれだけ大きいレイアウトを見たのは初めてです。
一般公開している一番ゲージのレイアウトでは、世界最大級だそうです。ヨーロッパ風のレイアウトを走っていたのは主に海外の模型で、原氏のこだわりで、外観に限らず車内までリアルに再現されているのが面白いです。
料金は決して安くはなかったですが、個人のコレクションとは思えないくらいの内容と数で圧倒され、値段以上に楽しめたのは言うまでもありません。何度見ても飽きなそうだし、イベントや企画展も頻繁にやっているようなので、 また機会があれば行きたいです。

Vol.79 勝浦ビッグひな祭り号乗車 2015年3月1日
千葉県勝浦市の「かつうらビッグひな祭り」に合わせて運行された東京〜勝浦間の臨時特急「勝浦ビッグひな祭り号」 (全車グリーン車指定席)を利用して、この祭りを見に行ってきました。
485系彩先頭車 臨時特急に充当された車両は、長野支社所属のジョイフルトレイン485系「いろどり(彩)」です。 この車両ですが、この特徴的なデザインがドラゴンボールのフリーザの顔にあまりにも似すぎていることから、そのまま「フリーザ」と呼ばれることも多い車両です。 また、検索サイトで「フリーザ電車」と入力して検索すると、何故かJR東日本公式サイトの「彩」のページがヒットするので、JRもフリーザの愛称は公認しているようです(?)。
そんなわけで、恐る恐るフリーザの車内に足を踏み入れると、全車グリーン車なだけに、結構豪華な設備が広がっていました。6両編成で、両端の先頭車は横3列シートの座席車で、先頭部にはミニラウンジが設置されています。 展望構造にはなっていませんが、ミニラウンジのTVでは、走行中の先頭からの展望映像が流されます。
中間車は、1両が寝台特急のラウンジカーのようになっていて、ここにはカラオケも設置されていました。団体利用の時にしか使用できないと思われますが、カラオケボックスと同等の設備でした。
それ以外の中間車はセミコンパートメントとなっています。セミコンパートメントの座席ですが、昔の開放型A寝台の座席のようにクッションが前進して対向の座席とつながる仕掛けがあり、ちょっとしたお座敷のような感覚で使用できるのも特徴です。
また、この車両にしかない装備として、なんとマッサージチェアが設置されています。
今回私が乗車したのは先頭の1号車で、できれば窓側に座りたかったのですが、チケットを買った時点ですでに空席残りわずかだったこともあり、通路側の席でした。隣のコンパートメントの車両には新垣結衣系な人も乗車していました。
485系彩セミコンパートメント
勝浦ビッグひな祭り号は、9:22に総武線地下ホームを出発。最初に錦糸町に停車し、地上に出てすぐの車窓からスカイツリーを撮影しました。その後、船橋、津田沼と停車しましたが、津田沼停車中に、 西千葉〜千葉間で線路内人立ち入りがあったとのことで抑止になってしまいました。立ち入る奴も立ち入る奴ですが、最近こういう電車の遅れが頻発しすぎで、非常に頭にきます。 運転打ち切りとか最悪の事態も想定しましたが、10分遅れで運転再開。その後は、千葉、蘇我、御宿と停車し、関係各位の努力の甲斐あって、勝浦には定刻通りに到着しました。
勝浦駅では、千葉支社のマスコットキャラクター「駅長犬」によるお出迎えがありました。 駅長犬は、体の色と体格や後ろ姿が豚に似ているから、豚と勘違いされることも多いですが、なかなか素敵なキャラクターですね。
遠見岬神社の雛壇 到着後は、街中の各所に置かれた雛飾りや遠見岬神社の石段を利用して作られた雛壇を見物。遠見岬神社の前は、観光案内によると猫ウロウロゾーンと書かれていて、ここで猫写真も1枚撮りました。
遠見岬神社を見終えた後は、神社前にある食べログに掲載されたという御食事処いしいにて、勝浦タンタンメンを食べました。勝浦の名物B級グルメのタンタンメンの店はいずれも長い列ができていて、ここも列ができていました。 列に並ぶのは好きではないのですが、どこに行っても列ができているのでは仕方ないので、並ぶことにしました。 このタンタンメンですが、店の人の話によると、うちのはどちらかというと辛くなく、辛いところはうちの倍くらいの辛さの店もあるとのことでしたが、それでも結構辛かったです。
食後は、勝浦名物の朝市を見物したり、大正時代建築の旅館や蔵などのある古い町並みを見たり、巨大な雛飾りのある覚翁寺、勝浦市芸術文化交流センターKusteなども見物し、これらもなかなか見応えがありました。 特にホールの中では、座席が雛壇に改造されて、その数には圧倒されました。ホールの外では、金目汁が無料で振る舞われていたので、これもいただいてきました。
その後は無料シャトルバスで中心街に戻り、港近くを散策。最後は、こだわりの卵を使ったプリンの店でプリンを食べて、市街地を後にし駅に戻りました。
駅に戻る途中では、行きには気が付かなかった歩行者用トンネルを発見。歩行者用にしては結構長いトンネルで、面白そうなので入ってみたら、トンネル内に分岐があるという非常に面白いトンネルでした。
駅到着後は、帰り電車の待ち時間に駅前の不動産屋を見ていたら、単身用のアパートとかだと家賃がだいたい2万円台と激安であることに気づきました。 勝浦は東京からは遠いですが、1日1往復(早朝に上り1本と夜に下り1本)だけとはいえ京葉線直通電車が乗り入れており、やろうと思えば東京への通勤もできるかもしれないだけに、こういう場所への移住も面白いかもしれません。
また、築年不詳、6LDKの大きな非常に古い木造住宅が、1150万円で売りに出されているのを発見。実際に使うには大改修が必要そうですが、こういう建物は先日の北海道旅行で泊まった小樽の宿みたいに、 カフェとか宿に改造すると面白いかもしれません。
帰りは、209系2100番台の普通電車で千葉まで移動。外房線の普通電車は午後になると8両編成での運転が多いのですが、この電車だけ6両で運転されていて、そのせいか混雑が激しかったですが、何とか座れました。
途中は、いすみ鉄道と接続する大原を通りました。いすみ鉄道は4年前に乗りましたが、キハ52などレトロ車両を導入するようになってからは乗ったことがなく、こちらも機会があれば乗ってみたいですね。
209系2100番台普通電車
その後は、座って寝て帰りたいがために、千葉から秋葉原まで総武線各駅停車を利用。目論見通り、じっくり寝て帰ることができました。
今回乗ったフリーザ電車もとい「いろどり(彩)」ですが、横3列シートやセミコンパートメントといった豪華な内装にカラオケルーム設置と、非常に面白い列車でした。架空鉄道・燦柊浪漫鉄道でも こんな列車を走らせてみたくなったのは、言うまでもありません。

Vol.78 都バス最長路線「梅70」系統乗車記 2015年2月26日
先日、都営バスの最長路線「梅70」系統(西武柳沢駅〜青梅車庫、31.82km)に乗って、青梅に行ってきました。
この路線はひたすら青梅街道を走行し、途中までは西武新宿線・拝島線にほぼ並行していますが、その後は鉄道の全くない東大和市北部及び武蔵村山市や、箱根ヶ崎近辺の東西を結ぶ鉄道のないエリアを結ぶので、 特にそういう場所では、住民の貴重な足として機能しています。
西武柳沢駅にて この梅70系統ですが、かつては青梅街道をさらに東に行った阿佐ヶ谷駅まで伸びていたそうですが(荻窪駅、杉並区役所経由)、1984年4月より東側の起終点が田無本町2丁目(現・田無町2丁目)に短縮され、 その後しばらくして田無本町2丁目からもっとも近い駅である西武柳沢駅に延長されて現在に至ります。
現在の都バスの路線ネットワークでは、青梅支所担当エリアだけが分断されて離れ小島のようになってしまっていますが、梅70が阿佐ヶ谷駅まで延びていた頃は、この路線を介して23区内と青梅地区が1つのネットワークになっていて、 都バスだけで23区の東端からも青梅まで行き来することも可能だった訳ですね。

まだ交通局からの発表はありませんが、小平市広報によると、4月より東側の起終点が、西武柳沢駅から花小金井駅に変更になり路線が若干短縮されるそうで、今回はその乗り納めも兼ねての乗車となりました。
梅70の出る西武柳沢駅南口は広いロータリーがありますが、店が少なく想像していたよりも寂しい雰囲気がしました。また、駅前から出るバスは梅70以外は、三鷹駅、吉祥寺駅、保谷駅と近場なだけに、「青梅車庫行き」の文字は非常に目立ちます。 バスは11:50に西武柳沢駅を出発。駅前通りを抜けるとすぐに青梅街道に出て、最初のバス停・柳沢より、ひたすら青梅街道を西進します。
途中、小平市合同庁舎(花小金井駅入口)、昭和病院、小平駅入口、青梅街道駅、新小平駅、東大和市駅などを経由しました。青梅街道駅近くでは、数少ない柳沢駅行きとのすれ違いがあったり、 東大和市駅近くでは、「野火止用水放流口→」「←玉川上水放流口」と書かれた看板を発見するなど、河川にも興味がある私としては途中下車してみたい衝動に駆られるスポットもありました。
なお、梅70の青梅車庫方面へのバスには、小平駅と東大和市駅での折り返し便も設定されていて、青梅に近づくにつれて本数が増えます。
乗客は、西武柳沢駅出発時はシルバーパスで短距離の利用の高齢者が非常に多く乗っていて、また途中の停留所での乗降も多くあり、長距離を乗り通す客は少なかったです。 武蔵村山市内までは乗客が結構乗っていましたが、降りて徐々に減っていき、箱根ヶ崎付近では数えるほどしか乗っていませんでした。
その後青梅市内に入ると再び乗客が増えましたが、乗客のほとんどは青梅駅までに下車。約2時間かけて到着した終点の青梅車庫まで乗ったのは2人だけでした。 ちなみに、もう1人の乗客も柳沢駅からずっと乗っていて、青梅車庫で写真も撮っていたので、どうやら同じ趣味の人のようでした。
下車後は、車庫隣の熊野神社、「平将門誓いの梅」とも言われている金剛寺の青梅などを見てから食事にし、食後は、赤塚不二夫の漫画原画などを展示する青梅赤塚不二夫会館、 昔の看板など昭和レトロ商品を展示する昭和レトロ商品博物館、青梅の鉄道ジオラマや猫のイラストなどを展示する昭和幻灯館を見学して帰りました。
青梅車庫
そして帰ってから、このエリアを通る架空鉄道は結構ありそうだと思い調べてみたところ、やはり沢山ありましたね。特に、ちょうど鉄道のない東大和市駅〜武蔵村山市内〜箱根ヶ崎〜東青梅方面に架鉄を通している人が多く、 ここが架鉄銀座となっていました。

Vol.77 ジャパンキャンピングカーショー&スロベニア地図 2015年2月19日
幕張メッセで開催された「ジャパンキャンピングカーショー2015」に行ってきました。
スロベニア・アドリア社製キャンピングカー キャンピングカーは、私には多分今後も縁がなさそうな乗り物ではありますが、色々と気になる出展があるとの情報を得たので、見に行ってきました。 また、鉄道や架空鉄道とはあまり関係がなさそうではありますが、寝台列車とキャンピングカーで、車内で寝る乗り物つながりだし、限られた空間に寝室、流し、シャワー、トイレなどといった設備を詰め込む手法が、 寝台車の個室を作ることと何となく似ている気がしました。 燦柊浪漫鉄道の夜行列車も個室を連結したものがあるだけに、それにキャンピングカー作りのノウハウを活用できる気がしました。
会場入りして最初に見たブースは、スロベニア製のキャンピングカーを販売する会社のブースで、イタリアのフィアットの車を改造したものが主に展示されていました。 ここに展示されていた車は、キッチン、シャワー、トイレ付で、車体が大きいだけに4人余裕で寝られる広さの車でした。値段も800万円台からと高いです。
次いで、隣の国産車ベースのキャンピングカーのブースを見ました。ここでは、ハイエースやボンゴといった国産のトラックやバンを改造したものが置かれていましたが、前がボンゴなのに、テールランプがハイエースというヘンテコな車がありました。 先に見たスロベニア製のものよりも小型で値段もかなり安いですが、私には手が届かなそうな車であることには変わりありません。ボンゴのキャンピングカーは、小型ながらも装備はきちんと揃っていて、なかなかよかったです。
その後は、ホンダのブースに行きました。ホンダは主に軽自動車ベースのものを展示していて、その中でも特に目を引いたのが、N-BOXベースのキャンピングトレーラー「N-TRUCK&N-CAMP」です。キャンピングカーを必要としない時は、 後ろのトレーラーを切り離して2人乗りのピックアップトラックとして使用し、キャンピングカーとして使う場合はトレーラーを繋げるという非常にユニークな車でした。 後ろのトレーラーの車内は、昼間は2脚の椅子が並ぶ小さなリビングで、夜は畳んであるベッドを広げて寝室になるところが、どこか寝台車チックでした。 ぜひとも発売してほしいですが、残念ながらあくまでコンセプトカーなので、今のところ発売予定はないそうです。 ホンダのブースでは、他にもN-ONEをウッド調にしたアウトドア仕様など面白い車が多数展示されていました。
軽自動車のキャンピングカーを見た後は、打って変わってドイツ製の大型のキャンピングカーを見ました。車体の長さと幅は9m×2.35mで、いすゞエルガミオとほぼ同じサイズです。しかもタイヤが6輪でしたが、 普通免許で運転可能らしいです。サイズもビッグですが、値段もビッグで、気になるお値段はなんと1968万円。車内も拝見したいところでしたが、高価な車だけに完全予約制で30分待ちとのことだったので、見るのは断念しました。 車内がどうなっているのかは分かりませんが、寝台車で言うとスイートに相当するものでしょうか。
その後は、再び軽のキャンピングカーを作っている会社のブースをいくつか見ました。軽キャンピングカーは、値段も比較的手ごろで、一般人でも買えるかもというものが多いです。 また、軽自動車だから狭いのではなどといった心配をする人も多いようですが、屋根が持ち上がったりする仕掛けがあるなど、決して狭さは感じないです。 キャンピングカーというと大抵は流しがついていますが、軽だとついていないものもあり、これは寝台車で例えるとソロとかシングル相当ですね(寝室面積も似たようなものです)。

帰りは、てんやに寄ったのですが、その際にここで買ったりもらったりした資料を袋ごと忘れてしまうという失態をやってしまいました。 慌てて店に電話したら、幸いにもテーブル下に置きっぱなしになっていてなくなってはいなかったので預かってもらい、 数日後に受け取りました。
もらってきた資料は、キャンピングカーのカタログなどが中心ですが、スロベニア製キャンピングカーのブースでスロベニアの地図が配られていたので、 これももらってきました。
スロベニア地図
持ち帰った地図を早速見ましたが、スロベニアはアルプス山脈の南端に位置する山岳国ということもあって、道路や線路は曲がりくねっているところが多く、ループ線みたいなのも存在しました。
鉄道について調べてみたところ、軌間は標準軌で、電化方式は直流3000Vということで、燦柊浪漫鉄道とまるっきり同一規格です。 ちなみにクロアチアなど他の旧ユーゴスラビアの国の電化方式は交流25000Vなので、そちら方面への国際列車の場合は、交直両用の機関車が使われているそうです。

Vol.76 日本大地図全3巻 2015年2月15日


先日実家に行ったら、父がユーキャンの通販で「日本大地図全3巻」を買って、ちょうどその夜に届いたので見てきました。
「日本分県大地図」、「日本名所大地図T」、「日本名所大地図U」の3巻セットで、サイズはかなり大きく、名所大地図には、主要都市や観光地(スカイツリー、富士山、姫路城、清水寺など多数)などのパノラマ図が出ているとのことで、 これが売りだったのですが、時間の都合で「日本分県大地図」だけを見て帰ってきました。
日本分県大地図は、学校の地理の授業で使った地図を大きくしたようなものなのですが、これも非常に詳細でなかなか見応えがあります。各都市に「◎」とか「□」とか色々な印が付いていて、それで政令指定都市と中核市、それ以外の市、町村、について 区分していました。政令指定都市は全て知っていても、中核市はさすがにどこなのかは把握しきれませんが、これを見ていたらここもそうだったのかといった感じで、色々発見がありました。 例えば首都圏だと、柏とか横須賀とかが中核市だったのは知らなかったですし、 逆に人口50万人を超えている八王子が今はなぜか中核市でないことを知ったりなど、新たな発見が多数ありました。(ちなみに八王子市は、4月に中核市に移行予定だそうですが、意外なことにこれまで特例市ですらなかったそうです。)
そんなわけで、私も架空国家「燦柊連邦共和国」の大雑把な地図を書いている架空地図作者の端くれだけに、これを見て非常に参考になったのは言うまでもありません。 また、以前に架空都市「中村(なごむる)市」を書いている地理人氏のイベントで、同氏が中村市のパノラマ図も作成したいと仰られていたのを思い出しました。 架空の国と都市やその中の主要観光地のパノラマ図を書けたらどんなに素晴らしいことかと思います。弥風市のパノラマ図とかが書けたらどれだけ面白いかと思いましたが、さすがに今の私の力量ではこれだけのものを書くのは不可能です。
取り敢えずはこれを見て勉強しながら、今ある大雑把な地図をより充実したものにしていくことだけでもやっていきたいです。 この日本大地図のキャッチフレーズが「多彩な地図で日本を旅しよう。」なので、見てバーチャル旅行を楽しめるような地図を作ることを目標にしたいと思います。


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