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架鉄コラムシフト

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Vol.85 【架空バス】羽田空港〜日光高速バス実走調査 2015年5月31日
以前のコラムでもやろうと思っていると書きましたが、 日光電鉄では、近日中に羽田空港〜日光方面への高速バスの運行と日光・鬼怒川地区の走行ルート見直しを予定していて、それを前に羽田空港からの実走調査をしてきました。
羽田空港 レンタカーを利用してまずは羽田空港に向かいました。レンタカーは近所のガソリンスタンドがやっている格安レンタカーを利用。車種は、格安ということもあってかなり古い日産マーチでした。
8:00に店を出て環八をひたすら南下しましたが、途中で断続的に渋滞が発生し、羽田空港到着はかなり遅れました。そして、10:30頃に羽田空港をスタートして、首都高湾岸線に入り、中央環状線(山手トンネル)を経由して東北道へと進みました。 中央環状線は意外とカーブが多く、少々走りづらい気もしましたが、従来の都心環状線経由に比べたら大幅な時間短縮になるでしょう。 また、板橋JCT付近で若干の渋滞がありましたが、それ以降はスムーズでした。そして、約2時間20分かけて日光宇都宮道路の今市ICを下りてJR日光駅前に到着。
日光到着後は、高速バスのルート見直しで、鬼怒川・川治方面行きも含めて全て日光駅経由にすることと途中停留所の見直しに伴い、日光駅から鬼怒川温泉方面の実走調査をしました。 なお、鬼怒川温泉方面は現在、途中に日光江戸村を経由するという設定ですが、所要時間等の関係でこれを見直し、日光江戸村経由をやめて鬼怒川レジャー公園経由にする予定です。
ここで日光駅〜鬼怒川温泉駅間の所要時間を計測した後は食事にし、道中にあった爆弾ハンバーグのフライングガーデンにてハンバーグを食べ、一休みの後に東照宮を参拝しました。 東照宮は、50年に一度の開催で、今年は400年という節目に当たる式年大祭を2日後に控え、流鏑馬などの準備が進められていましたが、混雑はそれほどでもなく、ゆっくりと見ることができました。 また、期間限定で公開中の五重塔の心柱を見ることもできました。
日光東照宮
東照宮を見学しているうちにいい時間になってしまい、帰りはそのまま来た道を戻るような形で高速道路に入り、途中は江戸時代をモチーフにしたテーマパークのように改装されて話題の羽生PAで休憩しました。 羽生PAは独特の外観だけでなく独自の商品も売られていたりと非常に面白く、外国人のツアー客なんかもわざわざここを選んで休憩しているようでした。そんなわけで、 色々見ているとつい長居してしまうようなところでしたが、レンタカー返却時間が迫っていたのであまり長居はできず、後ろ髪を引かれる思いで羽生PAを後にして帰りました。

Vol.84 東武に新型特急車500系導入へ 2015年5月4日
東武500系

東武鉄道、新型特急「500系」2017年春導入へ…分割・併合運転に対応
http://response.jp/article/2015/04/22/249586.html

なかなか斬新なデザインであることや、アクティブサスペンション、PMSMといった最新技術の積極的な採用は、東武にしては思い切ったことをやるものだと思いました。 製造両数は24両(3両固定8編成)であることから、300系、350系(こちらも計24両)の置き換え用である可能性が高いでしょう。
また、3両固定編成であること、先頭電動車であること、自動幌を備えた貫通型前面であることなど、燦柊浪漫鉄道ARS6系特急型電車「Next Boy」との共通点が非常に多く驚きました。 ちなみにARS6系なのですが、実は2006年に300系、350系の置き換えがこんな車両だったらいいという妄想を基に作り、実際の東武鉄道の代わりに東武的な要素を一部取り入れている燦柊浪漫鉄道に導入したものです。 同一コンセプトとデザインで、日比谷線直通を想定した18m版や、会津鉄道乗り入れを想定したディーゼル版も考えていて、これも同じく燦柊浪漫鉄道の地下鉄直通特急や非電化区間乗り入れ特急に走らせています。 (さすがにこちらは実現する可能性は低いですが)
もちろん、500系のデザイナーの奥山清行氏の事務所の中の人が私のホームページを見た可能性は極めて低いので、誰かみたいに「私の妄想は正しかった!」とか「あの東武が私の案を飲んだのだから、お前たちの架鉄もこれを導入しろ!」 なんてことを言うつもりは全くありませんが、私の妄想した車両に似たコンセプトの車両が、まさか本当に登場するとは思いもしませんでしたし、何だか嬉しい気分になりました。
東武200系「りょうもう」 そんな中で先日館林に出かけた際、帰りに特急「りょうもう」を利用する機会がありました。 りょうもうに使われている200系(完全新造の250系は除く)は、車体は製造から20年前後ですが足回りが1720系DRCのものを使用しているため古く、老朽化が目立ってきているそうです。
東武グループ中期経営計画2014〜2016によると、「新型特急の投入(日光線・伊勢崎線系統)」と書かれていて、200系置き換え車両が登場するものと思われていましたが、結局は300系、350系置き換え用と思われる500系の登場ということになりました。 また、今回乗った車両は違ったのですが、200系には背面テーブル付きの座席更新車が登場しているようで、そういう状況を見ると200系の近い将来すぐの置き換えはなさそうです。 ただ、新型特急投入のところに伊勢崎線と明記されているのを見ると、500系がりょうもうないし、新ブランドの特急として伊勢崎線にて運用される可能性もあるでしょう。
いずれにせよ、500系の登場が待ち遠しいのと、200系など従来車の動向が気になるのは言うまでもありません。

Vol.83 五日市鉄道廃線跡を歩く 2015年4月29日
先日、街歩き団体・東京再発見(東京を再発見する会)のオフで、五日市鉄道の廃線跡を一部だけではありますが歩いてきました。
五日市鉄道とは現在の五日市線の前身の私鉄で、立川〜拝島間は、現在の青梅線(青梅線も青梅電気鉄道という私鉄でした)の南側に並行して別のルートを走っていましたが、戦時中の国有化の際に青梅線と並行している区間が廃止になっています。
新奥多摩街道沿いのモニュメント 昭島駅をスタートし、日枝神社、昭島市役所などを経由して、新奥多摩街道沿いの転轍機などで作ったモニュメントに辿り着きました。 ここは武蔵田中駅跡とのことです。
この辺りでは廃線跡が「五鉄通り」という名称の道路になっていて、この道路をしばらく歩いたら大神駅跡に辿り着きました。 五鉄通りはきれいに整備されたまっすぐな幅の広い道路で、モニュメントなどがなければ廃線跡であることが分かりにくいです。
大神駅跡は、レールや車輪や駅名票、信号などが置かれていて、公園として整備されています。
また、八高線の線路のそばですが、八高線には最初から駅はなく、乗換駅ではなかったようです。八高線との交差部は、現在は地下歩道が整備されて、廃線跡らしきものは跡形もなくなっていますが、以前は一部埋められてしまってはいたものの、 はっきり廃線跡だと分かるような立体交差が残っていたそうです。

大神駅跡
そういえば、五日市鉄道などが「もし国有化されていなかったら」という設定の架鉄があったような気がするのですが、調べたけど出てこないので、今はないかもしれないです。 またチャクウィキで、青梅電気鉄道・五日市鉄道・南武鉄道が国有化されていなかったら というのを見ることもでき、なかなか面白い妄想が繰り広げられていました。

Vol.82 長野日帰り旅 2015年4月18日
新幹線あさま 先日、以前から行きたいと思っていた長野の善光寺の7年に一度の前立本尊の御開帳を見に行ってきました。
朝はいつもより遅い起床で、駅に向かって北陸新幹線の指定券を買おうとすると、到着の早い「かがやき」は満席で、停車駅が多くて途中で「かがやき」に抜かれる長野止まりの「あさま607号」に若干の空席があったので、それにしました。
ちなみに、この「あさま」の指定券も、私がうちの最寄り駅で買ったときは若干ありましたが、大宮駅に到着した頃には完売していました。
新幹線は安中榛名以外の各駅に停車し、途中で桜が満開の上田城の横を通過したりして、1時間20分ほどで長野に到着しました。
長野駅到着後は、善光寺大門行きの市内周遊バスに乗車。車内は普通ですが、レトロ調の外観がいい感じでした。そして、善光寺大門でバスを降りると、やはり参道は非常に混雑していました。
いくつかの門をくぐって本堂に近づくと、本堂の前に1本の巨大な柱が見えてきました。これが今回御開帳されている前立本尊です。本尊に触れることで御利益が得られると言われ、本尊に触れるための行列ができていましたが、 こちらは思ったほど待たなかったです。
次に、お坊さんが参拝者の頭の上に帽子状のものを乗せる儀式に並んでみました。頭に乗せられるものは一見帽子状ですがズシリと重く、乗せられる瞬間は少々痛いです。そのとき後ろに並んでいた大きな猫みたいな人と同伴の男性が、 煩悩の多い人ほど痛みを感じ、そういうのがない人は温かみを感じるだけと言っていました。痛みを感じるということは、私は煩悩まみれなのだと痛感したのは言うまでもありません。
また、善光寺といえば本堂の地下の暗闇を歩いて取っ手を探して掴む「御戒壇巡り」が有名ですが、ここは2時間待ちだったので、断念しました。そして、本堂の他にも、境内の桜を見たり、色々な建物を見たりしました。 また、日清どん兵衛の御開帳記念パッケージが売っていたので、これも買いました。特別仕様なのはパッケージだけでなく、付属の七味も地元の有名店のものが入っています。
昼食に、人気店の目玉焼き入りソースカツ丼を食べた後は、たまたまこの日に開催されていた「全国善光寺会お練り大法要」という行事を見て、それから長野電鉄善光寺下駅に移動して、長野電鉄に乗りました。
やって来た列車は、旧小田急ロマンスカーHiSEの1000系特急「ゆけむり」。展望席には座れませんでしたが、なかなかの眺望でした。また、途中通過した柳原駅前に「めぞん一刻」という名前のアパートを発見。 そういう名前のアパートが実在するという話は聞いたことがありますが、こんなところにあったのですね。ぜひとも写真を撮りたかったですが、走行中であっという間に通過してしまったので、できませんでした。
特急は途中須坂のみに停車し、20分ほどで小布施に到着。小布施駅は構内に使われなくなった車両を静態保存しているスペースがありますが、ここの展示車両が、以前はかなり昔のボロボロの旧型電車が放置されているような状態だったのですが、 今回は数年前まで特急に使われていた2000系になっていました。以前の旧型電車の保存状態はお世辞にもいいとは言えなかったですが、2000系の保存状態は少々塗装の劣化はあるもののそんなに悪くはありません。
長電2000系は、架空鉄道・燦柊浪漫鉄道の340系急行型電車をデザインする際に参考にした車両の一つでもあります。それだけに、こういう車両が保存されているのは、非常にうれしい限りです。
また、今の架鉄を作る前に数案の架鉄を構想していたのですが、その中に長野電鉄風のものがあり、2000系をモデルにした特急型があり、その他通勤型は営団5000系を短編成化して先頭車化(京王8000系風)やVVVF化、固定窓化など大幅に改造したものと、 東武2000系を先頭車化、窓の固定化や屋根などを大幅に改造して冷房化したものが主力で活躍しているという設定でした。当時、固定窓にこだわっていたのは、おそらくJR209系登場の影響と思われます。
長電2007Fの現在
在りし日の長電2007F
ちなみに、この保存車両ですが、8年前の2007年11月に長野を訪れた際に乗車しています。偶然にも現在保存されている小布施駅で撮影したものでした。
小布施で下車後は街中を散策し、高井鴻山記念館を見たり、レトロな建物を色々見たり、値段は高いけどケーキの美味しいカフェに入りモンブランを食べたりして、小布施駅に戻りました。
長電10系 帰りの電車は8500系でした。 途中、車庫のある須坂では、数を減らしつつある日比谷線の中古車3500系や廃車になったけど解体されずに残されている10系電車を見ました。 10系および0系の前面デザインは、燦柊浪漫鉄道302系をデザインする際に参考にしたりしていますが、残念ながら乗ることは一度もないまま廃車されてしまいました。 これらをもっと沢山撮るために、できれば須坂で途中下車もしてみたかったのですが、時間がなかったので断念。
長野駅到着後は、急いで帰りの新幹線の切符を買いに行きましたが、土曜に日帰りする人は少ないようで空席が多数あり、一番早く来る北陸新幹線「かがやき512号」の券が買えました。
帰りの「かがやき」は、大宮までノンストップということもあって、長野からの乗車時間は1時間を切りました。

Vol.81 羽田空港〜王子・赤羽方面高速バス 2015年4月1日
羽田空港の京急バス
羽田空港〜川口駅経由川口元郷駅間の高速バスの停車地に、4月1日から王子駅南口と赤羽駅東口が加わったので、早速乗ってみました。 また、これまでこの路線は京浜急行国際興業の2社での運行でしたが、 新設された赤羽始終着の2便が、新たに東京バス(株)での運行となり、3社共同運行となりました。
できれば往復乗って比べてみたかったですが、秋葉原に寄る都合があったので行きはJR+モノレールを利用し、帰りに赤羽駅まで乗りました。3社のうちどこの車両が来るか楽しみでしたが、写真の京急の車両が来ました。 ちなみに、東京バスの車両は今回の羽田空港線参入に合わせて登場した新車で、窓側の座席にコンセントが付いているそうです。
15:55にバスは国際線ターミナルを出発。国内線第2ターミナル、第1ターミナルに停車した後は、すぐに首都高湾岸線に入りました。 バスがどこを経由するのかが一番気になっていたのですが、大井JCTより先日開業したばかりの中央環状線(山手トンネル)に入りました。 山手トンネルは、カーブが多めで少々走り難そうですが、西池袋付近まで渋滞に巻き込まれることはなくスムーズでした。羽田空港国際線ターミナルを出発してから西新宿JCTまで30分程度で、本当に速いと感じました。 ただ、西池袋を出てから板橋JCT付近までが渋滞しており、ここの通過には少々時間がかかりました。
結局王子駅南口には定刻より少々遅れて到着しましたが、羽田空港を出てから1時間での到着で、従来だったらもっと時間がかかっていたと思います。駅前から見て裏の方、 都電の線路沿いにある王子駅南口の乗降場は、東京バスが大阪バスと共同で運行している大阪方面行きの夜行高速バス「東京特急ニュースター号」や、 旧ツアーバス系の平成エンタープライズが運行している大阪方面行き「VIPライナー」と同じです。
その後は、北本通りと環七通りを経由して赤羽駅東口に到着しました。赤羽到着も少々遅れての到着でした。所要時間や運賃だけで見ると、JR+モノレールのほうがいいですが、乗り換えなしで座っての快適な移動となるメリットは大きいと思います。 あとは、もう少し本数が多くなることとICカードが使えるようになるとありがたいですね。
このバスを利用してみて、都心を迂回しながら羽田空港を結ぶ架鉄を考えてみたりもしたのですが、なかなか思いつきませんね。あと、以前にやりますと言っておきながら頓挫した日光電鉄の 羽田空港発着日光方面高速バスを、今度こそ中央環状線経由で新設してみようかとも思いました。
東京〜日光高速バスのダイヤを考えた際には、実際に東京駅から日光まで車で走りながら所要時間などを計算しましたので、今度も車で羽田空港から日光まで走ってみようかと検討中です。
日光電鉄高速バス


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