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余市蒸溜所建物群 1934年(昭和9年)3月、寿屋(現・サントリー)を退社し大日本果汁を設立した竹鶴政孝は、酒造を営んでいた但馬八十次から北海道余市町を紹介してもらい、この地に蒸溜所を製造拠点として建設しました。 また、ウイスキーの主要な生産地であるスコットランドの気候に極めて近い土地ということで、余市を選んだともいわれています。 蒸溜所の建物は重厚な石造りの外観が特徴的で、このような建物が多数並ぶ姿は圧巻です。 また、蒸溜所全体が北海道遺産に登録されていると同時に、工場内の建物9棟が国の登録有形文化財に登録されています。 |
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リタハウス(旧研究室) 創業者・竹鶴政孝にこの土地を提供した但馬八十次邸時代からの建物で、1931年(昭和6年)頃の建築と推定されます。 当初は、この建物を事務所と研究室として使っていましたが、その後はアフタヌーンティーを楽しむための施設として使われ、政孝の妻・リタ(ジェシー・ロバータ・コーワン/Jessie Roberta Cowan)にちなみ「リタハウス」と呼ばれるようになりました。 現在は非公開とのことです。 |
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旧・竹鶴政孝邸 元々は余市町内の別の場所にあったそうですが、現在は工場敷地内に移築保存されています。 竹鶴氏が妻のリタに配慮して、このようなつくりの家を作ったのだそうで、建物は全体に洋風の趣ですが、よく見ると窓に障子があったりと、和洋折衷のつくりになっています。 |
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私が特に面白いと思ったのが、この欄間です。 一見すると和風なのですが、格子の中にステンドグラスが隠れていて、和洋折衷になっているのです。 |
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