祝!開業!つくばエクスプレス研究室
開業初日は仕事をどうしても休めず、夜に南流山→北千住間で乗っただけですが、2日後に全線乗車しました。

車両一般公開の模様(2003年4月29日)、もよろしく。

全線乗車記:8月26日
心配だった台風も去り、天気は回復してきた。今日は暑くなりそうだ。
まず日比谷線で秋葉原に向かい、駅周辺を見る。 しばらく秋葉原で降りていなかったのだが、旧市場跡が道路とバスターミナルになったりと、開業を機に景色は大きく変わった。
秋葉原の地下ホームからはかなり人が出てくる。開業間もないから取り敢えず乗ってみようという見物客が多いのかもしれないが、 思っていた以上に混雑している。切符売り場もかなり混んでいる。


改札を抜けてホームに下りると、 秋葉原8時39分発の快速守谷行きがあった。できればつくば行きの快速に乗りたかったが、次のつくば行きは区間快速ならあるが、 快速だとずっと後になる。取り敢えずこの守谷行きに乗車。


秋葉原を出ると北千住までは各駅に停まる。最初の新御徒町は大江戸線との乗換駅。上りで来て降りる客は多いが、 乗ってくる客はあまりいない。次の浅草も南千住も同じような感じだった。
南千住を出ると地上に出て常磐線や日比谷線と並走。乗り慣れた区間ではあるが、何となく風景が違って見えるのは気のせいだろうか。 そして北千住に到着。北千住では下り電車に乗ってくる客の姿もぼちぼち見られる。 すれ違う上り電車は、普通はガラガラ、区間快速や快速はやや混雑といった感じで、遠距離の客が多いと見られる。
北千住を出ると荒川を渡り、再び地下へ。南千住から北千住で地下から地上3階に駆け上がったかと思うと、 今度は一気に地下へと下る。まるでジェットコースターみたいだ。次の停車駅は南流山。スピードもぐんぐん上がり、 ついに120km/h突破。青井通過時は若干減速したが、六町通過時の速度は120km/h超。ミュージックホーンを響かせながら 通過していく様子はまさに迫力もの。
埼玉県に入ったところで地上に出て、八潮を通過。車窓左側には建設中のビルが見える。昔は何もないところだったのだが、 今大きく変化しようとしているのがよくわかった。次の三郷中央も同じように再開発の真っ最中だった。
江戸川を渡ったところで地下に入り、南流山到着。人口密集地とそうでないところを縫うように走るからなのか、 地上に出たり地下に入ったりとアップダウンが激しい。
南流山の次は流山おおたかの森。 南流山まではオーソドックスな駅名だったが、この先は、流山セントラルパーク、流山おおたかの森、 柏の葉キャンパス、柏たなかと、凝った名前の駅名ばかりになるから面白い。
流山おおたかの森を出ると次は守谷。ノロノロ運転ぎみの常磐自動車道を横目に利根川を渡れば、もう守谷である。 わずか30分強で茨城県に入ってしまうのは驚きである。
乗ってきた電車は守谷止まり。つくば行きは10分後の区間快速を待たなければいけない。


今度は区間快速に乗車。みらい平、みどりの、万博記念公園、研究学園、つくばと各駅に停車していく。 この先は駅間距離が長くなるため、各駅停車でもかなり高速だ。守谷〜みらい平間では130km/h出ていた。 また、守谷を過ぎると電気が交流に切り替わる。常磐線などでは古い車両だと一旦明かりが消えてしまうが、 こちらではそんなことなくスムーズに切り替えられる。ただし、クーラーは数秒間ではあるが止まってしまうようだ。
車窓にはのどかな田園風景が広がると同時に、駅周辺での造成工事も進んでいる。 八潮など都心寄りの地域ではマンションの建設が目立ったが、この辺で建てられているのは一戸建て住宅ばかりである。 しかもかなり広い。今は都心回帰の時代といわれているが、こんな家なら多少時間がかかっても郊外に住んでもいいと思った。
やがてつくば市街地が見えてきて電車はトンネルに入る。守谷を出てからわずか17分で終点のつくばに到着した。



開業19日前の北千住駅(8月5日)
改札口が姿を現し、定期券の発売が開始された。


開業3ヶ月前の六町駅ロータリー(5月13日)
駅前ロータリー歩道の舗装はこれからという状況だが、「六町駅前歯科」など「六町駅」の名を冠した施設が、 間もなく一足先にオープンしようとしていた。


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