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名(迷)列車列伝
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その2〜豪華列車なのにとても短い「アルピニスタ」
2005年9月






観光需要が拡大しつつあった1972年に、外国人ツアー客を対象とした豪華車両が6両製造された。その名は登山者を意味する「アルピニスタ(Alpinista)」。一般公募の結果、風光明媚な山岳を走る路線にふさわしい名称ということで採用された。
形式名はDCMC-BR161-1180形。当時増備が進められていた161系特急型気動車をベースにした車両で、特急用なのに両運転台車ということが特徴である。人数に応じて自由に編成を変えられることや少人数の団体でも借りられるようにしたため、このようになったとのこと。
座席は「クルージング」(3等級制での2等席)相当で、調理室とビュッフェコーナーが設置されていて食事の提供も出来るのが最大の売りであった。日本式に言えば、「キロシ161」ということになる。
デビュー時は、特急列車らしい堂々たる長大編成と思っていたら、ローカル線の普通列車みたいな1両の気動車がやってきたことに首をかしげる人も多くいたが、この車両は団体客を中心に好評を博し、翌年には160系2両固定編成をほぼ同一の仕様(キロシ+キロ)に改造したものも登場した。 デビュー後しばらくは貸切専用で、一般利用できる列車には使われていなかったが、のちに臨時特急(2等クルージング席扱い)として運用される機会も増えてきて、中には上都〜志羅(八角経由)の臨時特急「アルピニスタすずかけ」のように、単行のまま特急列車として 走ったこともあった。当然、普通席なしの全席クルージング、しかも食堂車(カフェカー)付きという超豪華列車ということになり、発売後すぐ売り切れる(席が少ないのだから当然だが)という人気列車だった。近年では行なわれなくなったが、一時期は同列車で食事のシートサービスも行なわれていた。

現在残るのは4両だが、今も団体貸切運用や臨時列車にて、変わらぬ活躍を続けている。




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