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この建物は、残念ながら2011年7月頃に解体されてしまい、現存しません。 東京大学の近くの閑静な住宅街の中に3階建ての大きな建物が見えてきます。これが本郷館です。 立派な面構えから旅館のようにも見えますが、当初から学生の下宿として建てられたものであり、探訪当時も多くの学生が住んでいたそうです。場所柄、住民は東大生ばかりなのかもしれません。 本郷館が建てられたのは1905(明治38)年で、2005年で築100年になります。その間に関東大震災や東京大空襲がありましたが、この建物はそれらを2つとも乗り越えたことになります。 コンクリートの建物が震災も戦災も乗り越えたのは珍しくないと思いますが、木造となると極めて少ないでしょう。 |
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