東京レトロ建築探訪記
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浴風会
杉並区高井戸西
(2016年2月探訪)



浴風会は大正14年(1925年)に設立され、関東大震災の被災者の中でも特に高齢者や体の不自由な人の救済を目的とし、現在も病院や福祉施設を多数運営する団体です。
杉並区高井戸に本部を置き、ここには病院と福祉施設が複数あります。


本館
正面玄関に鎮座する建物は、大正15年(1926年)に建てられた本館で、東京都選定歴史的建造物です。
設計者は、大正〜昭和初期を代表する建築家の一人である内田祥三で、同氏が手掛けた東大安田講堂との共通性を感じるデザインです。




礼拝堂
正面から見て本部棟の真後ろには礼拝堂があり、これも同時期の創建と思われます。 礼拝堂というからキリスト教系かと思ったのですが、横に服を着た地蔵があり「?」と思って調べたところ、実は仏教系らしいです。
読み方もキリスト教式の「れいはい」ではなく仏教式の「らいはい」なのだそうです。 中に入るとお寺の鐘があるそうで、大晦日には除夜の鐘も行われるそうですから、機会があれば見てみたいですね。



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